いつ野球見るの?今でしょ?!

主にセリーグを中心とした、プロ野球観戦日誌です。メジャーもあるよ。

配球論

オリックスの正捕手候補・若月捕手の配球に疑問を覚えた件

局面は8回裏2死1,2塁。オリックス2点リード。バッターは代打の矢野謙次選手。gyazo.com初球のカットボール、二球目のフォークまでは完璧です。矢野選手は選球眼はあまり良くありませんし、何でも振っていくタイプです。ストレートで入るわけがない。問題は3…

広島・會澤捕手の配球ミスで生まれた狩野選手のタイムリー

最終的には凄いゲームになりました。baseball.yahoo.co.jpただ、會澤捕手のこの配球は頂けません。彼は気持ちが頭よりも前に出てくるタイプのようで、ピンチになると配球が力勝負一辺倒になる傾向があります。 こっちは配球ミス 9回裏、2死2,3塁で狩野選手を…

ヤクルトの久古健太郎投手が見せた、魂のインコース攻め

この配球は最高の配球ですよ。勇気と大胆さで、あの柳田選手を封じ込めました。gyazo.com初球は外のスライダー。完璧なコースに決まりストライク。2球目も外のスライダーを要求したが抜けてインサイド寄りに入ったが、ギータがびっくりして避けてストライク…

有原・斎藤佑の早稲田リレーが西武の強力打線の前に無事死亡した件

gyazo.com西武、ハムの“早大ドラ1コンビ”をメッタ打ち 岸は今季初勝利 ― スポニチ Sponichi Annex 野球www.sponichi.co.jpこの試合でますます近藤健介捕手の適性(捕手としての)を疑うようになってしまいました。サードでいいじゃん。 有原航平投手の6失点…

炭谷銀仁朗捕手の中途半端極まりない配球で逆転負けをしてしまった件

西武 ルブランの好投報われず…8回に痛打食らった ― スポニチ Sponichi Annex 野球www.sponichi.co.jp炭谷捕手は時々相手の裏をかこうとして墓穴を掘ることが結構ある。ルブラン選手のツーシーム、チェンジアップを有効に使っていたのに突然良くわからないカ…

ディクソン投手と牧田投手が素晴らしい投げ合いを魅せてくれた件

この両先発の内容はお互い完璧でしたね。たまたまディクソン投手が先に打たれてしまいましたが。今日の牧田投手はストレートを主体に組み立ててきました。糸井選手やT-岡田選手にもインハイの真っ直ぐを効果的に投げてこんでいました。あんまり高めの真っ直…

大天使・里崎智也氏が語るローテを守れる投手の条件

──ちなみに、里崎さんから見て、ローテ投手の条件って何だと思いますか?里崎 いつ、いかなる状況においても、ストレートも含めた3つの球種が自分の思い通りのところに投げられること。これに尽きるんじゃないですか。成瀬(善久)だったら、ストレート、ス…

オリックス・山崎勝己捕手の廃球が重症な件

これは久しぶりに酷いと思いました。ディクソン投手の最大の特徴はナックルカーブ。落差の大きいカーブを武器にボールを動かしてゴロアウトを取るタイプの投手です。で、セリーグ屈指の安打製造機である大島洋平選手に、この配球はないよ。1回も真っ直ぐ、3…

"石直球"の呉昇桓投手の胆力が実に素晴らしかった件

石直球ってなんやって思ったけど、コレは確かに前にボールが飛ばないという意味で石直球ですわ。今日の広島対阪神の試合で登板したオ・スンファン投手は凄いパフォーマンスを見せた。スタンリッジを放出せざるを得ない中での獲得という勝負に勝った、といえ…

バレンティン対福谷の勝負がとても見応えがあった件

力と力の真っ向勝負をバレンティンに挑む、福谷投手のメンタルの強さよ。これはいい投手になるよ。状況は2死満塁です。3−4と1点ヤクルトがビハインドの場面。三塁にランナーがいるので落ちる系のボールは使いにくい局面。 初球は様子見のスライダー。外…

横浜の高城俊人捕手の逃げまわる配球がちょっと目につく件

負けるべくして負けたよなという配球が多かったように思うので。 キラとの配球レビュー 2球目のスライダー、3球目のフォークが外に2球決まって、2球ともアウトローの大変素晴らしい所に2球続けて入った。出来すぎで1−2と追い込んだまでは結果的に良か…

ついに土俵際に追い込まれた涌井秀章投手の明日はどうなる

今日は本当に涌井投手の投球内容に落胆しました。一番落胆したのは伊東勤監督でしょうけれども。今日の投球内容は非常に悪かったです。ピッチングの柱となるボールがありませんでした。ストレートの走りが最低で140km出るかどうかの上に、フォーシームとツー…

これは配球ではない、廃球である

含蓄のある言葉なんだけど面白画像っぽくていい。多分ルナに打たれたインサイドのシュートのことをDISってるんだと思う。確かにインサイドのシュート系のボールを多用していた。それ自体は全然OKなんだろうけど、何度も同じことを続けたらプロではあかんでぇ…

2013年日本シリーズ、第6戦。ついに田中将大投手がQS達成できず負けがつく

永遠に勝ち続けることは出来ないだろうからいつかは・・・というのがありましたが、それが今日だったとは。なんとも辛い敗戦となりましたが、楽天は今こそ大黒柱への恩返しという意味で、チーム力で日本一になって、若き大エースの田中将大投手に報いて欲し…

楽天初優勝を手繰り寄せた、田中将大投手の魂の8球

結論から言うと、こういうことです。ランナーが2,3塁にいる状況で、しかも打たれたらサヨナラ。SFFを武器にしているマー君もその翼をもがれた状態で栗山・浅村に大して投げられるのは一発も怖いから外の真っ直ぐしかないという状況で、あれだけ制度の高い真…

野上亮磨投手、楽天優勝戦で華々しい西武の中継ぎデビューを飾る

先発でランナーを出してしまうとズルズルっといきやすい傾向が強く、先発でなかなか結果がついて来ない野上投手を中継ぎに転換し、この大事な局面で起用した勝負師・渡辺久信監督。結果的にアンドリュー・ジョーンズに逆転3点タイムリーを打たれてしまった…

【書評】考える配球

私のような配球論大好き人間には非常に楽しめる一冊だった。考える配球作者: 永井浩二出版社/メーカー: ナツメ社発売日: 2013/07/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの本ではあくまでも配球のセオリーを中心に記述されている。それもそうで、配…

これが名捕手谷繁元信の一撃必殺の配球であります

満塁でカープの4番キラを迎えるまでの経緯がこれ。ピッチャーは川上憲伸。 天谷ヒット 真っ直ぐをワイルドピッチで天谷はセカンドに 菊池に四球 カーブをワイルドピッチで2塁,3塁 丸に四球で満塁 ハッキリ言って投げる球が殆ど無い状態。代名詞のカットボー…

広島の新助っ人、キラ・カアイフエの前途は洋々

たった1試合なんですが、少なくともエルドレッド、ニック、ルイスよりも質が良いです。 2打席目の配球を振り返る 初球のインスラ。第1打席で大飛球のファウルだったので頭にあったんでしょう。振りに行ったけどちゃんと止まってるんですよ。これは大きい…

中田翔さんが千載一遇のSHOWTIMEを逃してしまった件

これは本人が辛いよねぇ。絶好のボールが来たんだが。初球はインハイの真っ直ぐ。甘くなったら・・・というリスクはあるが外の変化球を活かすためには一回は投げておかないと行けないボール。よく横浜のブランコ相手に他球団が行う配球。インハイで牽制しな…

ヤクルト先発・八木と中村のバッテリーの一本調子な攻め

今日はプレスルームシートで観戦していたので余計に強く感じたんですが、4回の攻め方は頂けなかったですね。非常に単調でした。このバッテリーは追い込むまでは完璧に近い。こりゃ打てないなこんなところに投げられちゃっていうボールがかなりあったので、1…

ソフトバンク大隣・山崎のバッテリーの超強気の攻め

5/31 ソフトバンク対広島カープの交流戦3回戦。2回表、ニックと梵を迎えた時の配球がイケイケドンドンで面白かった。 ニックへの配球 前の打席はインハイの真っ直ぐで牽制され、後は外のチェンジアップでクルックルさせられたところに、インハイの真っ直ぐを…

金子千尋と菅野智之の投げ合い

言うほど菅野投手は酷くなかったと思います。多少ボールは抜けてましたけど、ゲームを壊すレベルでは全然無かった。ルーキーであることを鑑みれば充分の投球内容じゃないでしょうか。強いて言えば、カウントの整え方が前回の西武戦に比べるとチグハグだった…

「フルタの方程式」の配球論メモ

ボールカウントが配球の全てを握る ボールカウントには道筋がある。 ストライクを取るには、ファイル/見逃し/空振りの3つがある。 どんな打者でも追い込まれたらヒットする確率はグッと下がる。如何に早く追い込むかが勝負。 古田敦也の基本的な考え方は、…

阿部慎之助のインコースの見せ方に学ぶ

今日の巨人対広島の試合の初回。先発の内海が立ち上がりから緩い球のコントロールが糞でフォアボールを連発しまくって堂林に満塁で回ってきた時の配球に、なんというか一点集中の開き直りを感じた。ここまで悪いと立て直しが利かなくなるもんだが、見事に操…

まだまだ未熟な高城のリード

2013/4/19の横浜対中日の試合。7回表の攻防。ルナにセンター前を打たれてから、和田・クラーク・井端を迎えたときの配球を振り返っていきたい。 対和田 一発が怖いという理由だけで、外の真っすぐ→スライダー→真っすぐ→スライダー→スライダー→真っすぐとい…

初球の入り方を考える

配球で一番難しいのは初球ではないか、と僕は思っている。ピンチの局面で長打のあるバッターを迎えた場合、一発が怖いので大抵外のスライダーやチェンジアップから入るケースが多い。これがストライクになれば非常に楽なんだが、ボールになってしまうと次が…

配球について改めて考える

野球というスポーツの大きな特徴は、投手対打者の1対1の勝負から全てが始まると言うことだと思う。このやりとりでゲームの勝敗の全体の8割が決まると言っていい。その中でも特に重要なのが、配球だ。いつ、どこに、どういったボールを投手が投げるのか、…