広島の福井投手が一人相撲を卒業できる日は来るのか
僕はちなヤクですが、福井投手のポテンシャルには大いに期待していました。Twitterにこんなことも書くぐらいです。
【予言】広島の福井は今年こそ2桁勝ちます。今日の内容なら、大丈夫です。
— ちなヤクのござ先輩 (@gothedistance) 2016年2月27日
しかし、今日の投球内容を見て「パリーグに出荷して、左腕の中継ぎと交換したほうがよい」という思いが一層強くなりました。福井投手は常に崩れるパターンが同じです。一人相撲から崩れていきます。端的には四球です。四球を出してしまうと途端に投球内容が弱気になります。ランナーには走られないように、バッターには良いコースをきわどいコースをつこうとしたり。
色んなケアをしようと先回りするけど全く出来ていない上に、取り越し苦労だけは一人前です。その姿を見せられると意地悪な野球ファンが「いつもの福井」と言って揶揄します。気持ちはわかります。彼は派手に炎上して負けるというのではなく、一人相撲から崩れていくからです。
取り越し苦労をして自分が嫌な目に合わないよう先回りして自爆する「めんどくささ」がピッチングスタイルに出てしまっています。
ゾーンの狭いパ・リーグで、ストライクゾーンで勝負するしかない環境に放り込め
トレードしたほうがいいと言ったのは、完全にメンタル的なものです。福井投手は球種が豊富なピッチャーではありません。ストレートを主体にフォーク、チェンジアップという縦の変化で勝負するタイプであり、ボールの質で勝負する本格派です。この種のタイプの投手が生き残るというか勝ち上がっていくためには、荒れ球投手となるかストライクゾーンで勝負するかのどっちかです。
パ・リーグはストレートに強い打者が多くストライクゾーンもセ・リーグより狭いと言われます。虎穴に入らずんば虎児を得ずの精神で、パ・リーグで勝負したら一皮むけるかもしれません。あと3年で結果が出なければ、プロでは花開かず散っていく立場。
ここまで同じような失態を見せられても何度でもチャンスが回ってくるのですから、投げるボールは一軍でもトップレベルなのでしょう。頑張って欲しい…