「フルタの方程式」の配球論メモ
- ボールカウントが配球の全てを握る
- ボールカウントには道筋がある。
- ストライクを取るには、ファイル/見逃し/空振りの3つがある。
- どんな打者でも追い込まれたらヒットする確率はグッと下がる。如何に早く追い込むかが勝負。
古田敦也の基本的な考え方は、ボールカウントが配球を支配するということでした。ボールカウントによって何をどう投げるべきかは大きく違うとのことです。
また、ボールカウントの道筋というのは、「0-1→0-2→1-2→2-2」とストライク先行の平行カウントと「0-1→1-1→2-1→2-2」というストライクとボールが交互になった平行カウントでは、意味が全く違うということらしい。
ストライクの取り方には3つあるというのは、ピッチャーは空振りを取ることが一番気持ちいいのでそれを目指す投手は多いが、ファウルでもカウントを稼いでも同じワンストライク。その辺りをどう考えるかによって、同じストレートでも使い道が違ってくるぞということでした。この話は、現東京ヤクルトスワローズの左のエース、カツオこと石川雅規の著書「頭で投げる」にも書かれている。
また、打ちとったボールや打たれたボールへに対するバッターの意識を如何に観察するかも書いてあり、端的には外のボールよりインコースのボールのほうが、ボールへの反応がダイレクトに出やすいので重宝している的な記述あり。
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