クローザー >>>>>> 超えられない壁 >>>> 先発陣
オリックスとカープが今の地位にあえいでいる最大の原因は、クローザー不在なんだよなぁ....
オリックスは比嘉という火消しがいて、その消した火をサトタツと平野の2枚看板が守り切るパターンが昨年確立出来たのだけれども、比嘉が離脱してサトタツも調子を落とし平野も10日ほど離脱してしまった。僕はソフトバンクの五十嵐(森)→サファテが先に崩れると思っていたのだけど、真逆の結果になった。ムムムム。
カープもミコライオをリリースしてヒース投手を本業であるクローザーに当て込もうとしたけど、開幕前から中継ぎ陣の層が薄いと言われていた。実績のある投手がいないからね。ヒースが不振で落ちてから昨年ブレイクした一岡投手も肩の故障から特にフォークのキレが激落ち君で負けが先行し行方不明、孤軍奮闘する中崎投手も変化球が今ひとつなのでストレートと無理心中、カピパラ長男の今村投手も心の傷が癒えず行方不明、希望の左腕である戸田投手もワンポイントフォアボーラーになってしまい、セ・リーグ最弱のセットアッパー陣になってしまった。
というわけで、先発は駒が足りているので今シーズンは勝ちに恵まれない大瀬良大地投手をクローザーに抜擢したそうだ。彼はぐう聖すぎるから打たれて負けた日には行方不明になってしまわないだろうか。クローザーは畜生さが無いとやっていけない気がする。
その点、大正義巨人軍は投手陣の整備が抜群に上手い。西村がダメでも澤村がいるし、マシソンがあかんでも山口鉄也がいるし、先発が外人2枚とルーキー2枚というどこのロッテだよ状態でも、結局キッチリ回っている。何がそうさせるの。AHRAのお告げには勝てないの。
個人的に12球団で最強のクローザーは、西武の高橋朋己投手だと思っている。セーブシュチュエーションに恵まれない事も多いが、僕が確認した限りは2014年からクローザーに転向されて、２点差以内の場面で登場して２点以上取られたことが無いというネ申レベルのクローザーです。
彼の素晴らしい所は、サイド気味の位置から放たれる角度のある真っ直ぐ。右打者はクロスファイヤーとなり、左打者は背中から来る逃げる真っ直ぐ。外野にクリーンヒットされたシーンを、ほとんどみない。ゴロばっかり。前も書いたけど、これでシュート系のボールがあれば山口鉄也クラスのレジェンドになれるんじゃないだろうかと期待しまくってる。
クローザーはそのチームに１人だけ。そのチームにたった１人。エースは5-6回に1回しか登板しないけど、クローザーは何度も登板する。先発完投が無くなれば、強いチームの条件はパワーピッチャーが後にずらっと揃っていることだよね...
