武田久投手は何故クローザーとして活躍できるのか
こういうウィニングショットのない投手がクローザーで活躍できるのは不思議だ・・・。
武田久投手の特徴を述べろ・・・って言われると背が低いことぐらいしか思いつかない。持ち球はストレート、スライダー、シュート、カーブ、フォークの5個があるのを確認したけれど、フォークはしょっちゅうワンバンするからほとんど使えていないように感じる。カーブも落ちが大きいわけでもないから、残る3つの球をうまく組み合わせていることになるんだろう。右打者へのシュート、左打者へのインスラが生命線の投手に思える。日ハム不動のクローザー「武田久」。武田久の武器とは・・その1。|日本ハムが行く!に詳しい分析がある。
クローザーの難しい所は失敗が許されない。その日の状態によってイケるボールとあかんボールが変わるのは宿命だから、ここぞという時に頼れるボールを持っている投手が後ろに向いている。その場で修正しろって言われてもイニングが短すぎて無理だろうし。ウイニングショットが何故大切かといえば、奪三振率が高くなるから。野球のアウトのなかで最も安心なのは三振。ボールが前に飛んだら何が起こるかわからない。
武田久の活躍を見てスパイスこと和田監督が「クローザー、久保でもいけるんちゃうの?」と思うのも無理もない気がしてきた。タイプ的に似てるから。
色々皆さんの意見を拝見して多かったのが、以下のご意見。
- メンタルが強い
- 長打が少ない
- 制球がいい
この中で僕が納得できたのは、真ん中の長打が少ないということ。今日に限って言えば會澤選手にホームランを打たれたけれど、劇場型ってことは打たれるのはヒットが多いってことだ。ランナーを返してしまえば劇場が開幕する以前の問題だもんね。なんだかんだで内野ゴロを打たせている投手なので、実はグラウンドボーラーだったのかもしれん。フライボールのイメージがどうしても強い。
でも・・・まぁ今シーズンに限ってですけど・・・現時点でWHIPがピッタリ2.00って半端ない。登板するたびに2人以上ランナーを出すクローザーってワイルドすぎるんよ〜。