2014年の横浜ベイスターズがコーチ陣を洗い替えする件
心意気やよし、と。
DeNAが1軍コーチ陣の大幅刷新を進めることが7日、分かった。
高木豊チーフ兼打撃コーチ(54)波留敏夫打撃コーチ(43)友利結投手コーチ(46)が今季限りで退団する方向で、ヘッドコーチ格の二宮至野手総合コーチ(59)が2軍監督へ配置転換される見込みだ。主要ポストを再編し、来季3年目を迎える中畑DeNAが再出発を図る。
中畑DeNA大改造 高木コーチら退団へ - プロ野球ニュース : nikkansports.com
ベイスターズに必要なのは総合守備コーチというような人なんじゃないかと思う。打撃陣はノリさんがコーチ兼任でも良いレベル。ベイスターズの課題は圧倒的に守備。魔境・横浜スタジアムで喧嘩上等野球のD(e)NAが浸透しちゃってるけど、「1イニングだけオレ最強」みたいなシーンが多すぎる。あとの3イニングはフルボコみたいな。ドラマチックなんだけど、トータルで見ると勝てない。
外野陣も球際の見極めが悪かったり、内野陣はベースカバーに入っていなかったり、守備に対する意識や準備、攻撃へのつなぎや流れというプレーには現れない部分がとても疎かにされている印象を感じてしょうがない。
また、先ほどの日刊の記事でこんな指摘がありました。
Aクラス入りを果たすには、より確実に1点を奪う野球が必要不可欠。今季143試合で併殺打112はリーグで2番目に多く、盗塁数54はリーグ最少。機動力やチーム打撃を徹底する意味もあり、あえて刷新を図る。
中畑DeNA大改造 高木コーチら退団へ - プロ野球ニュース : nikkansports.com
確実に1点を取る野球をできるチームでしたっけ、横浜ベイスターズは。確実に1点を守ることができるのなら、確実に1点を取る野球を指向すべき。確実に1点をもぎ取ってもソロHRで追いつかれたら意味が無いだろー。
ここ数年間の巨人の野球はものすごくオーソドックス。投手力、特に山口を筆頭とするセットアッパー陣は12球団でぶっちぎりの安定感。一昔前は、阪神のJFK。今ですと、巨人のスコット鉄太朗。セットアッパーが強いチームは先発の軸は1人〜2人でいい。あとは調子のいい投手を代わる代わる回すというドラゴンズスタイルが取れる。
盗塁数が少ないのは1番に座るキャプテン・タケヒロが盗塁の技術があまりないし、2番も打てるタイプが座る事が多いので、しょうがない。併殺が多いのはクリーンアップが強いチームの宿命。長打と併殺は、強打者にとってはコインの表裏。どっちの目が出てしまったか、というだけの話じゃないですかね。その分、12球団随一の破壊力のある打線になっているので、強欲さを抑えてくれたらある程度結果は残す。
来季の横浜ベイスターズのキーマンは、山口俊
先発は、三浦大輔と三嶋しかいない。来年もどうなるかはわからない。先発を作るのは非常に難しいし、昨年活躍したからといって今年もうまくいく保証はない。だとすれば、先発が初回から飛ばしていけるよう「◯◯までつなげば」という形を作って、ナインに一体感を与えられるような投手リレーを組めるようにしなくてはならない。これがないから守備にも悪影響を与えてしまう一面も否めない。
そうなると・・・8回を任せることが出来る投手が必要だ。僕は、どすこいこと山口俊をそこにあてたい。パワーピッチャーはセットアッパーに抜擢されやすい。これっていう絶対的なボールがあるからね。股関節痛などもあって大変だったが、とにかく状態にムラがありすぎて困る。オリックスの佐藤達哉のような働きをしてもらいたい。どすこいが1年間中継ぎをキッチリ回してくれるなら、Aクラスあるよ。