いつ野球見るの?今でしょ?!

主にセリーグを中心とした、プロ野球観戦日誌です。メジャーもあるよ。

2013.03.30 巨人対広島観戦ログ

あかん、菅野をコケにしようと思ったのにあんな投球されちゃ・・・。

誰かにかぶるなぁと思ったら中日の元エース、川上憲伸だ。彼のピッチングスタイルに良く似ている。コントロールの良さ、ワンシームやカットボールを低めに集めてゴロを打たせて取るピッチング。投球を組み立てようとする意識の高さを感じる。大きく崩れることはなさそうな安定感を感じたくはないけど感じてしまった自分が悔しい。これは新人王あるで。

しかし、こういうピッチャーは完成度が高いけれどおいちゃんの好みではないねん。

おいちゃんは菅野君よりも、今日途中から投げた「もうないじゃん」こと福井が気になる。解説の桑田が言ってくれたように、投球の1つ1つはかなり素晴らしいものを持っている。ど真ん中にストレートを投げて、阿部とヨシノブを詰まらせることができる投手はなかなかおらん。フォークも落ちる時はストーンと落ちる。ええもんもってる。

問題はコントロールの自信のなさに帰来する、ピッチングの組み立て力の低さ、だ。石原のミットに1球1球全力で投げ込んでます!という力の強さは感じるが、逆に言えばそれだけ・・・。原点のアウトローのストレートのコントロール。これがもうちょっと付いてくれば、他のボールで遊べると言うか的を絞らせない投球が出来るようになるので、先発行ける。

こーゆー原石が覚醒するのが楽しいんだよなぁ〜

8回の裏、巨人の攻撃を迎えた時の石原のリードがすごく良かった。初めて石原のリードが素晴らしいと思えました。

エルドレッドのエラーでケデブのバントで1死2塁。バッターはロペス。

初球がボールのストレートを要求した所インコースに抜けた所、ロペスがピクりともしなかった。それを見て2球目にインコースの真っすぐを要求し、カウントを稼ぐ。これでもうストレートは必要ないので、変化球を主体にタイミングを崩してライトフライ。

続く昨日のヒーロー脇谷。フォークを投げた後にカーブを投げる、縦の揺さぶりを見せる。なかなか平行カウントでカーブを投げるのは難しいんだけど、いやぁいいリードですよね。フォークで仕留めるんだという意志を感じた。注文通りに三振を取った。これを、福井や今村が見て、意図的にボールを投げて組み立てていくことの意味を感じてほしいですね。

今日は外人二人が戦犯ですね、カープは。ゲームはだいたいカープのペースで来ていたのに、ルイスとエルドレッドに1本が出なかったのが引き分けになった原因。ルイスはボールを待ちすぎて追い込まれて縦の変化球に手が出ず、エルドレッドはダボハゼになって何でも振りにいくと言う両極端な悪い状態。エルドレッドはもうちょいストライクゾーンを絞ってみるといいと思うけどなぁ。ルイス先生は・・・よくわかんないです。打ちそうな雰囲気はあるのに。見た所ローボールヒッターっぽいんで、バレンティンのように真ん中低め専門バッターになりそうで怖いです。広角に打てるとはなんだったのか。

どうでもいいですけど、巨人の山口はホンマに甘い所にボールが行かない。投げるボールが抜けないし、力んでもワンバン。高めにふわっと行くことが無い。これはすごいことだわ。

それにしても広島の内野陣、ちょっと守備に不安がありすぎるんよ〜。攻撃は守りからだぞー!