いつ野球見るの?今でしょ?!

主にセリーグを中心とした、プロ野球観戦日誌です。メジャーもあるよ。

牧田和久投手の起用方法が昭和の時代を髣髴とさせ革新的にすら映る件

一体全体どうしてこうなったんだろう...

中継ぎ投手なのに規定投球回数を達成しているという、訳の分からない状況になっています。十亀投手が早々にノックアウトしてからの介護登板で4回、今日は高橋光成投手からの介護登板で3連投で4イニングを投げさせられました。それでも結果を残すのはすごいとしか... なんて使い減りしない投手なんだろう。

牧田投手は先発・中継ぎ・抑えの全てのポジションで結果を残すことが出来るとんでもなく使い勝手の良い投手です。良く言えば投手陣の潤滑油、悪く言えばしわ寄せでの起用方法となっており、投手コーチの潮崎哲也氏が現役だった時の鹿取投手のような使い方をしてます。おお、黄金期の昭和の香り...ってどうなんこれ...

岸投手を無理して中4日で使って怪我をさせたことといい、潮崎哲也投手コーチの手腕には疑問符がつきます。7月頃にはまた牧田がクローザーをやらされる未来が見え隠れします。FA宣言後、ヤクルトに来て頂けたら裏ローテの頭で中5で使わせて頂きます。お待ち申し上げております(え

巨人の助っ人外国人、ギャレット選手の安牌化が著しい件

ヤクルト、巨人に3連勝!ドラ1原樹理、プロ初勝利!! :日刊やきう速報

我らが東京ヤクルトスワローズが巨人をスイープ。開幕カードの借りを返すことが出来た。3試合とも非常に内容のあるゲーム内容で、攻守に巨人を圧倒することが出来ました。

巨人にも助けられたのは、4番ギャレットを固定して使っていること。由伸監督が執拗にギャレットを4番に使い続けているのは何故なのだろう。貯金があるからの余裕なのか、ギャレットの復調を信じているのか。それはわからないけど。先週の東京ドームでの横浜戦あたりから、スイングがとにかく鈍い。とにかく打たなければ...という焦りをビンビンに感じます。

ギャレット選手はホームベースから離れて立ちます。ホームベースから離れて立つ打者はアウトコースが好きな場合(インサイドを捌くの苦手)が多い。ベースから離れて立っているからインサイドが好きってのは全く逆で、インサイドが好きならベースから離れて立つことはない。インサイドを前で捌ける選手は、あまり離れて立たない。長野久義選手もインコースの捌きは苦手だからベースから離れて立っている。アウトコースと同じように打ちたいから。今年は膝の具合がすこぶる良いみたいで、インサイドをしっかり振り抜けているので注意が必要だけど。

ギャレット選手の困った所は、インコース高めのストレート系(カットボール)を投げておけば9割フライアウトが見込める所。ヒットになることはまず無い。毎試合どこかでインサイドを攻められる。特に右投手の場合。左打者は右投手のインスラが泣き所ではあるけど、ギャレット選手は特にその傾向が強い。そこを上手く突かれてカウントを整えられて追い込まれる。見逃せばボールっぽいゾーンでも振ってくれる。それで追い込まれてしまうので最後は外角の低めのボール気味の変化球であったりまっすぐに遅れてしまい、自分のスイングをさせてもらえずにドツボにハマっている感がアリアリ。

今回のヤクルトとの3連戦でも安心してみていられました。村中投手に追い込まれた時にNo Future...って顔をしていたのは草が生えた。そんな状態で打てるかーい。

誰しも苦手なゾーンはあるわけですし、苦手な所を打ちに行くことが間違いのように思いますが、どうなんでしょう。明後日からの対広島の首位攻防戦でもまだ4番で使うのでしょうか。その辺も注視したいと思います。

2016年のシアトル・マリナーズが昨年より強くなっている件

ついに重い腰を上げてJackZを首にして、エンゼルスGM補佐をしていたディポット氏をGMに据えた新生マリナーズ。腰の重かったズレンシックとは打って変わって、矢継ぎ早にトレードを成功させました。特にブルペン陣の整備の速さは眼を見張るものがありましたね。

マイアミをFAになっていたシシェックを獲得し、レイズと3対3トレードでブレッドミラーを放出。トランボとモリソンをトレードに出したので誰がファーストやるんだろと思っていたら、ミルウォーキーからアダム・リンドを獲得。打てないし守れない正捕手ズニーノをマイナーで育てるために、スティーブ・クレベンジャーを獲得。ファーストも李大浩が入りました。センターのジャクソンも大概なパフォーマンスで青木取れよと思っていたら本当に取りました。

ディポットGMセーフコ・フィールドというパークファクターを最大限活かした野球をしていこうというビジョンが明確です。

24試合を消化して、12勝10敗。クローザーのシシェックが頑張ってくれています。が、7回を投げる投手のペラルタももう40歳なので、ブルペン陣はまだまだ手薄なのが実情です。Paxtonはよ先発やってくれ〜。

今年は臀部の手術明けのカノーもコンディションが良いし、先発がQSしてくれたら良いところまで行きそう。Go Mariners!!

8回2死までノーヒッターの先発投手を下ろしたマーリンズ監督の重い決断

今日の試合、マイアミ・マーリンズの先発を務めたAdam Conely投手。左のスリークオーターから非常に角度のある真っ直ぐを投げ、スライダーやチェンジアップのキレも良い。ジャイアンツのマディソン・バムガーナーを髣髴とさせる期待の星です。

そのConelyが8回2死までノーヒッターの快投を演じていましたが、マーリンズの監督であるDon MattinglyはConelyを変えました。球数が116球となり、7回からじわじわとボールが散らばり始めていました。9回まで投げさせるとしたら140球近く行くことは明白で、ノーヒッターを達成しても次の登板に悪影響が出たら「何故変えなかったのだ」と叩かれるでしょう。

この決断に対しアメリカのスポーツメディアは「正しい判断だ」と大変好意的に受け止めており、Mattingly監督の決断をとても評価しています。僕も同意見です。Heyman氏の「Conelyのキャリアはノーヒッターより重要だ」という言葉に全てが詰まっております。

espn.go.com

御存知の通り中4日で先発を回すMLBスタイルでは、130球以上先発に投げさせることは暗黙のルールでご法度になっています。上記記事でもあるように、昨シーズンで130球以上投げた先発は2人しかおりません。どちらもノーヒッターがかかった試合で投げており、一人はあのクレイトン・カーショウです。先発でも最も重要視されるのはイニングを食ってくれることなので、無理に投げさせることはどの監督もしません。Conely投手はまだ2年目で、キャリアで最も多い球数は108球。

抑えが効かない若い投手だからこそ、監督がストップを出す。とても大切なことだと感じました。

全然関係ないけど、マイアミにはベアクローという優れたリリーバーがおり、何かの間違いでシアトルへ来ないものかと思っています。