いつ野球見るの?今でしょ?!

主にセリーグを中心とした、プロ野球観戦日誌です。メジャーもあるよ。

2014年交流戦目前 埼玉西武ライオンズレビュー

パ・リーグのチームのレビューに行きましょう。現在最下位に甘んじている埼玉西武ライオンズからです。

ネガティブ要素

  • FAで片岡離脱
  • 伊原采配
  • 打線(特に1,2番)の貧打
  • 野上・雄星の不振
  • 中継ぎエースの不在

ポジティブ要素

  • 秋山翔吾選手の復調
  • 中村剛也選手の復帰
  • 岸投手ノーノー達成

チーム編成にも失敗し、それに輪をかけて伊原監督の采配も失敗していたのが4月までの西武ライオンズでした。チームとして四球の数がパ・リーグでも最も多く得点圏までにランナーを進めることが出来るんだけど、そこからピタっと点につながらない試合が続いた。打てないもんだからヒット無しで天を取ろうと動いて裏目に出るシーンも目立った。選手のコンディション作りに伊原監督が失敗したという解釈を僕はしています。

チーム編成も大変よろしくない状態で、リリースしたサファテはSBで大活躍、FA移籍した片岡選手も巨人でスタメンを張っています。獲得したボウデン投手は今ひとつ、レイノルズ投手は貧打見殺し→調子を落とすの最悪のコンボで二軍送り、ランサム選手も全く打てず二軍送り。慌ててメヒア選手を獲得したというツギハギっぷりで、チームとして3年後はこうなっていくのだというビジョンが全く見えません。

そのまずいチーム編成もあいまって、人的補償で獲得した脇谷選手と戦力外通告を受けた森本稀哲選手をスタメンで使わざるを得ないのが苦しすぎます。

打線で言えば、オープン戦で活躍したので半分育成の意味で投手から野手に転向した木村選手をスタメンで使うというのは理解できるのですが、脇谷選手の1番が全く理解できない。足もさほど早くないし、バットコントロールもごく普通で長打も期待できない。出塁率が3割以下の選手を1番で起用するのは微妙すぎで、1番がもしも片岡選手だったらと・・・。

また、木村選手は三振も多いけども貧打の西武打線の中ではOPSが高いのに、なんで2番で起用していたのかも不思議です。野手転向させた以上は長打に期待したい所だと思うのですが。規定を超えているのが、浅村・栗山・炭谷・木村選手だけ。苦しいやりくりをしていることは見て取れますが、最近はおかわり君の復帰で打線がどっしりとしてきました。メヒア選手が当たり外人だとすれば、打線の心配は徐々に軽減されていくと思います。

が、投手陣がなかなか・・・。投手陣も配置転換したクローザーがいきなりコケました。先発に転向したので、これからはある程度の数字は残してくれるとは思います。しかし、菊池雄星投手と牧田和久投手が黒星先行、先発ローテを期待していたレイノルズ投手が5敗、貯金があるのが岸孝之投手だけです。中継ぎ陣もウイリアムズ→高橋朋己という継投パターンしかなく、非常に苦しい状態は続いています。なので、勝ったり負けたりを繰り返しており、連勝する時は接戦ではなく大勝が絡むというあまり強くないチームの典型パターンに甘んじています。

正直な所、Aクラスに入り込む確率は5%ぐらいだと思いますが、僕の手のひらを変えさせてくれる何かに期待しています。逆襲がお家芸!西武ライオンズ