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東北楽天ゴールデンイーグルス、球団創設9年目で日本一!

田中将大の連投はドン引き必至のありえない局面ですし、則本の中2日も滅茶苦茶あり得ない継投なのですが、総合力では劣る楽天イーグルスの「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」を地で行った執念が巨人軍を僅かに上まった結果になりました。4勝3敗の結果が示す通り、一歩間違えれば巨人が日本一になっていました。92年ヤクルトの岡林洋一並の酷使をしなければ勝てなかったんでしょう。

戦力で劣る楽天イーグルスが先発の好投で常に先手を取る展開で、巨人軍は6回以降リードできた局面が無く常に後手後手に回る中で、攻めの継投で巨人の反撃の芽を摘むという采配が目立ちましたね。まさか、ここまで巨人の打線が湿ってしまうとは誰もが予想外でした。坂本はシーズン途中から完全にピヨったけれども、まさか阿部もとは。5回まで先発が持って継投勝負になる展開を予想していましたから。

ただ、さすがの昔気質で鳴らした星野仙一監督も、3-0ではなくて1-0だったら田中将大を持ってくることはなかったと思います。1-0の場面でマー君投入して逆転負けしたら、それこそ大戦犯・星野仙一爆誕です。3点の余裕が、ストーリーとしてはとてもドラマチックな、プロ野球史上唯一シーズン無敗で24連勝をした大エースの160球完投からの連投セーブで日本一という幕切れを作らせたんでしょう。

来季の楽天の連覇は正直微妙なところですが、どの球団も正直微妙なので、来季もパ・リーグは混パになると思います。美馬投手が確変なのか覚醒なのか、嶋捕手が巨人軍を手玉に取ったのは偶然なのか必然なのか、その真価は来年問われることになるでしょう。

また、僕はアンチではないけれども巨人軍が好きになれないという微妙な乙女心をもっております。しかし、ここまで緊迫した戦いになったのも巨人軍が強かったという側面は否めません。原監督は個人的には好きな監督です。補強の強引さは少し自重して欲しいと思う時も正直あるが、強いからこそ倒しがいもあるし巨人を倒すということが目標になるわけです。ベイスターズを倒す!なんて目標を掲げてもピンと来ませんよねw

2011年のソフトバンク対中日以来の第7戦までもつれた日本シリーズ。選択と集中に徹した楽天イーグルスが万能型王者、巨人を下ました。

球団創設9年目の日本一達成、おめでとうございます!

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