交流戦直前、2016年セ・リーグラウンドアップ
さてさて、今年の大混戦模様のセ・リーグのラウンドアップです。最下位のヤクルトまで5.5ゲーム差にひしめき合っています。
借金11をわずか1ヶ月で完済した横浜DeNA
5月を17勝6敗(当時)で借金11を完済しました。昨年のこの時期に比べると数字は落ちていますが、戸柱捕手を中心になななななんと守り勝つ野球をやっています。箱庭の横浜スタジアムをホームに12球団随一の先発ローテーションを形成するとは圧巻の一言です。
特に個人的に買っているのが左腕のドラ1、今永選手。非常にクレバーな投手です。ルーキーなのに。インコースへのストレートの制球も光るものがあるし、投球にメリハリがあります。このボールは見せ球、このボールはファウルを打たせたい、このボールは外れても良い。高い問題意識の現れでしょう。
個人的に戸柱捕手の何が良いのかは今ひとつ見えていませんが、配球面を彼が中心となって考えていることを鑑みればとても観察力の高いバランスの取れた捕手なのではないでしょうか。
まぁ、何しろ若いチームですから良い時と悪い時の差が激しい。4月の凋落から5月の大躍進ですから、ジェットコースターのようなシーズンになるでしょう。このままスイスーイとは行かないと見ていますが、横浜がどれだけ首位を脅かすのかがひとつ焦点となります。
12球団最強打線ビッグレッドマシン
ひえ〜 あの貧打で鳴らした広島打線が、1番〜6番まで打ちまくっとる。キクマルが本来の輝きを取り戻し、新井さんは得点圏打率トップでエルドレッドはスライダーに対応し、怪我してるとはいえルナ先生もスタンバってる。松山・鈴木誠也・安部の3人もよく打っている。石井琢朗サードコーチャー無能。石井琢朗バッティングコーチ有能。
懸念されていたセットアッパー陣ですが、ヘーゲンスとジャクソンの両外国人を上手く使いながら中崎投手へつなぐことができています。ルナ先生が帰ってきても、今の形で戦うんじゃないでしょうか。首位ですしね。打てなくなったらルナを起爆剤に使うという贅沢なオプションが取れています。
先発を活かすも殺すも打線次第。難しいもんです。
12球団最弱ヨボヨボジャイアントマシン
4番のギャレットが2軍調整で、まさかのクルーズ4番ですからね。どんだけ長野が嫌いなのかと思いましたが、昨日の試合は偶然にも僕が一昨日書いたクリーンアップになっていた。ははーん(え 実績と技術のある選手の奮起に期待する以外手のうちようがないので、打線については3点打線が関の山というところですね。元々投手力のチームですし。
とにかくロースコアの接戦に持ち込みさえすれば、1点だけを取りに行くことはとても得意としていますので、打てないチームは先発が9割ということで、はい。
クローザー全員死亡のタイガース
マテオが離脱、ドリスも離脱、しょうがないから球児をクローザーに回す。意味がわからないですね... 勝ちパターンが崩壊しちゃったので、勝ち負けを繰り返して5割を行ったり来たりしてるうちに打線が冷凍して5連敗する未来が見えます。正念場です。
よく5割を保てるなドラゴンズ
これといって中心となる選手がいないけど、クローザーに抜擢された田島投手が圧巻のパフォーマンス。彼が今のドラゴンズを救っていると言える。ビシエド選手も相変わらずよく打ちます。打線も投手陣もソコソコですが、魔境ナゴヤドームでめっぽう強いドラゴンズ。首位を虎視眈々を伺える状態です。
先発スワローズ
東京ドームで6つ負けてるのが響いて最下位のスワローズ。防御率4.5点台の先発ローテに明日はあるのか。5回まで2失点で耐えてくれ先発陣。話はそれからだッ!
大正義読売巨人軍、10年ぶりの7連敗
振り向ければ我がヤクルト。ようこそいらっしゃいました(え
阪神2位浮上!巨人は10年ぶりの7連敗・・・ :日刊やきう速報
貧打貧打アンド貧打
菅野智之投手が自責ゼロを5試合続けて勝ち星がありませんからね...
大型連敗は貧打が引き起こす。これが僕の持論です。どんなに後ろが良かろうとも、チーム状態が良くない時は最小点差で逃げ切ることはまず出来ない。いつもならすんなりと抑えてくれるリレーでも、いつだってこれで勝ってきたよねという采配でも、勝てない。接戦が取れないもんなんです。2−1とか、3−2とか。結局この状態を打ち破るには打ち勝つのが一番。6点〜7点取って、終わってみれば6−3で勝ったみたいな。
が・・・巨人軍の打線は非常に深刻な打撃不振に陥っております。昔は3点打線が2点打線になります。打てないからプレッシャーが相手にかかりません。2点しか取れん打線ならどうとでもなるよねっていう。
4番ギャレット→5番クルーズ
この打線には暗黒臭がするのは僕だけでしたかね。ギャレット選手が良くないって話は前に書きました。
クルーズ選手は外の出し入れに滅茶苦茶弱いです。ウイークポイントははっきりしていますし、器用な選手でもありません。率が残るタイプじゃない。5番ではなく6〜7番が適任です。今シーズンは長野選手が調子が良かったはずなんですけど、あっという間に悪くなりましたな... 得意の外寄りのボールを引っ掛けだしたら調子が悪くなっている証拠です。
現状では「坂本→長野→亀井」のクリーンアップしかないと思います。ここは固定するしかないでしょう。実績も技術もあるバッターを並べるしかないっすよ... 助っ人が頼りにならない以上は。1〜2番?(∩゚д゚)アーアーキコエナーイ 大田1番って大丈夫なのかな。辻ってバッターどこ行ったんです? 彼が一番期待できそう。サードにクルーズでセカンドに辻じゃダメなのかなぁ。
まぁ水面下では当然大砲候補獲得に向けて動いているでしょうし、クリーンアップは固定して打線に活気が出ることを待ちましょう。我慢の時です。
藤川球児が帰ってきた
牧田和久投手の起用方法が昭和の時代を髣髴とさせ革新的にすら映る件
一体全体どうしてこうなったんだろう...
- 西武の牧田の使い方って割と革命的じゃね? : なんJ(まとめては)いかんのか?
- 西武・牧田、3連投で4イニング投げる 「7.8回で終わりかと思ったら『もう一回行くよ』と言われて。9回投げきって『よしっ』と思ったら『もう一回行くよ』といわれて…」 : なんJ(まとめては)いかんのか?
- ってなんDeですかー : 【牧田】牧田ファン集合【牧田】
中継ぎ投手なのに規定投球回数を達成しているという、訳の分からない状況になっています。十亀投手が早々にノックアウトしてからの介護登板で4回、今日は高橋光成投手からの介護登板で3連投で4イニングを投げさせられました。それでも結果を残すのはすごいとしか... なんて使い減りしない投手なんだろう。
牧田投手は先発・中継ぎ・抑えの全てのポジションで結果を残すことが出来るとんでもなく使い勝手の良い投手です。良く言えば投手陣の潤滑油、悪く言えばしわ寄せでの起用方法となっており、投手コーチの潮崎哲也氏が現役だった時の鹿取投手のような使い方をしてます。おお、黄金期の昭和の香り...ってどうなんこれ...
岸投手を無理して中4日で使って怪我をさせたことといい、潮崎哲也投手コーチの手腕には疑問符がつきます。7月頃にはまた牧田がクローザーをやらされる未来が見え隠れします。FA宣言後、ヤクルトに来て頂けたら裏ローテの頭で中5で使わせて頂きます。お待ち申し上げております(え