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主にセリーグを中心とした、プロ野球観戦日誌です。メジャーもあるよ。

自身の去就にも"七色の変化球"で最高の条件を射止めた金子千尋投手

これはオリックスにとってはベストのクリスマスプレゼントになりましたね。

突然のFA宣言から始まった

11月11日にFA宣言をした金子千尋。いきなり150kmのストレートをオリックスフロントに投げ込みます。ボール球だけど。

このFA宣言の中で全ての可能性という言葉が出てきました。取りうるオプションはこの3つです。

この中で一番最後のオプションはオリックスが認めない限り非常に困難なものでした。仮に、他球団へ移籍し、海外FAやポスティングの腰掛けになって海外移籍が実現した場合、FA制度の根幹を揺るがすような議論になることは想像に難くない。結局、金子千尋投手本人もポスティングは考えていないと明言したことで、国内球団への移籍か残留かの2択(元々この2つしか無いんだけど)になりました。


あとは賭け金を積み上げるだけ

その後楽天、中日、ソフトバンク阪神等が賭け金を積み始めましたが4年16億あたりの攻防...と思いきやオリックスも隔年エースに最大限の誠意を見せました。4年20億。杉内俊哉投手と同じ年俸にグレードアップ。当初3年10億程度と推定されていた金子千尋投手のビジネスは、見事「倍返し」で取引を終了しました。全ての可能性という七色の変化球を使い、見せ球を効果的に使って倍返しの条件をゲットする当たり、投球術ではなく交渉術にも精通されているようです。

これで陣容も概ね確定。来季のオリックスの戦いが楽しみです!