2014年の畠山和洋選手の大躍進のワケを考える
30過ぎてからの再ブレイクに誰もが驚きを隠せないのではないでしょうか?!
2014/05/01時点の成績
打率 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 | 長打率 | OPS | OBP |
---|---|---|---|---|---|---|---|
.364(110-40) | 3 | 21 | 10 | 9 | .509 | .926 | .417 |
特筆すべきは三振の少なさです。120打席でわずか9つ。阪神の4番であるゴメス選手が、130打席で35個の三振ですし、バットコントロールに長けた大島洋平選手でも127打席で11個。つまり、今の畠山選手は大島洋平選手並みのバットコントロールにより、コンタクト率の高い巧打者という位置づけになっています。
いったい何があったんだ??
2012年と2014年を比べてみましょう。
2012年
2014年
バッティングフォームを外から見ているだけなんですけれども、
- 左足の位置が変わり、体を開いて構えるようになった
- 若干膝を落とすようになり、前かがみになった
- バットを前に突き出して構えるようになった
このような変化があったことが見て取れます。
バッティングフォームにを変えただけで結果が出たと考えるのは乱暴ですが、以下の様な結果が見て取れるのも事実です。
- 外のボールの見極めが素晴らしく良くなった
- 落ちる変化球にも膝を落として掬えるようになった
- 結果的にヒットが増え、三振が減った
という好循環が畠山和洋選手に起こっています。
左足を大きく上げてタイミングを取ることに起因しているのか、どうしても膝が突っ張りやすくひっかることも多いので、ヒットゾーンはかなり狭い打者でした。が、先日は膝をうまく使いイチローを思わせるバットコントロールで逆転タイムリーを放っています。人間ここまで変わるんだなぁ・・・。
ハッキリ言えることは、膝の使い方が改善されヒットゾーンに打てる幅が広がったということだと思います。これからも期待しましょう〜。