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今年の投壊を象徴する中西投手コーチと和田監督の発言内容の乖離

藤浪晋太郎投手のグラスラ被弾はどう考えてもベンチワークの責任ですが、球数を投げてもスタミナが切れる藤浪が悪いという中西投手コーチの発言には激おこぷんぷん丸ですよ。

6回で83球。一発は109球目だった。7回2/3で6失点した前回1日の中日戦(京セラD)でも100球前後から抜け球が目立った。問題はスタミナ面か…。中西投手コーチは、「それは当然。(打者が)3巡目に回ってくるし、そういうところもあるだろう」と分析すると、「7回までは抑えてくれないと」と、厳しく言い放った。


 「代え時が、はかれなかった。それ(球数)を乗り越えないと完投する投手にはなれない」とは和田監督。「尻上がりによくなったが、七回のどこかで…。ベンチの責任です」そう話すと、今季最短1分16秒で、自ら会見を打ち切った。

悲鳴甲子園悔幕…虎・藤浪、逆転満塁被弾「すべてが反省点」 (2/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

なにが「7回までは抑えてくれないと」だっつー話ですよ。

抑えてほしいと思うのは当然だけども、そうもいかないことが殆どだろう。投手という生き物は本当に繊細でガラス細工のような所がある。僅かな綻びから投球内容が崩れてしまったりする。何のためにブルペンがあるのか、何のために投手が複数人毎試合ブルペンに入っているのかということ。投手コーチは投手のコンディショニングを守るため、ひいてはゲームマネジメントの観点からリスク管理も重要な責務であると僕は考えている。抑えてくれない投手が悪いとはコーチの発言としては不適切だと思う。

7回頭から既に投球内容がアップアップだったのに、中継ぎ投手のコンディショニングに失敗した中西投手コーチこそがこのグラスラ被弾の戦犯であり、和田監督もそれは百も承知で"ベンチの責任"と藤浪投手を庇う発言をしている。

開幕から馬鹿試合を繰り返し、チーム防御率が7点台という前人未到の領域をひた走る阪神投手陣。当然このままでは終わらないと思うが、どのように立て直してくるのか。そのビジョンは、まだ見えていない。

2014/04/08時点のチーム別STATS

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