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主にセリーグを中心とした、プロ野球観戦日誌です。メジャーもあるよ。

2014年度球春到来、気になる選手メモ -澤村拓一投手-

キャンプインで球春到来。色々楽しみをふくらませる時期がやって来ました。

昨シーズンからずっとプロ野球をチェックしていく中で今後どうなるんだろうときになった選手をちょいちょい書いていきたいと思います。

第1回目はプロでも評価がまっぷたつに別れる、巨人の澤村拓一投手です。

主な澤村拓一のこれまでの成績

年度 投球回 安打 四球 三振 失点 自責 防御率
2011 11 11 200 149 45 174 53 45 2.03
2012 10 10 169.2 172 54 138 56 54 2.86
2011 5 10 158.1 138 43 148 58 55 3.13

これは先発投手としての実績で、見ての通りイニングは食ってくれるけど貯金が全く無い。年間を通して働いてくれることは何よりも代えがたい実績なのですが、何故か通算で勝ち越せない。援護率が低いということも加味しても・・・残念な所。

中継ぎだとゴイスー

14.1回 防御率0.63 1勝 1敗 1H WHIP0.56
18三振 1四球 0死球 7被安打 1被本塁打
被打率.137 奪三振率11.30 K/BB18.00

あしたへホームラン : 巨人・澤村拓一の中継ぎでの成績wwwwww

澤村拓一投手のレビュー

厳しく言わせて頂きますと、援護率の低さはチームの攻撃への流れを打ち消してしまうような投球、明らかに不要な四球であったり長打による失点であったりを何かしら繰り返していると考えざるをえない。野球はいつ得点が入るかはわかりませんが、毎回得点を行うことはプロのゲームではまずないこと。つまり、得点できるだけの理由を守り側が与えていると考えるべきで、最も重責を担うのが投手なんですよね・・・。その辺の勝負勘は一流の阿部捕手を従えてコレですから、恐らく他所のチームでも勝ち越すのは難しいのかもしれません。

たまに中継ぎに回ると獅子奮迅の働きを行います。最大の特徴であるスピンの効いた豪速球のおかげで、三振が取れる。後ろに回る投手はイニングが短いので、投球術や細かいコントロールよりも絶対的なボールの質が重視され、「ここで必ず討ち取らねばならない」という局面で頼りになるのは、その投手がウイニングショットがあるかどうか。

その点、澤村投手は細かいことが求められず三振が取れることが求められる、中継ぎ・クローザーとしてうってつけな素材ではあるのですが・・・ルーズショルダーであることが明らかになりました。

巨人・沢村拓一投手(25)がルーズショルダー(非外傷性肩関節不安定症)で2軍に降格した。

 「肩のコンディションが万全ではない。正直に原監督やコーチ、トレーナーさんに言わせてもらいました」。沢村は1軍全体練習でのアップ後に予定されていたキャッチボールを回避し、ポール間ダッシュや体幹強化の別メニューを消化した。

 原因はルーズショルダー。「今年に入ってからもずっとそうでした」と慢性的な症状であることを明かした。川口投手総合コーチも「もともと肩が緩い」と指摘。制球難だった1日のブルペンについても、沢村自身「そこ(右肩)しか原因はない」とした。ルーズショルダーは肩関節の可動域の広い人がなりやすいとされる。投手にとって肩関節の柔らかい方が、腕を大きく弓のようにしならせることができるため、球速は出る。一方で、亜脱臼や脱臼が習慣化して関節が外れやすくなる側面を持つ。

沢村 右肩異常で2軍降格 関節外れるルーズショルダーだった ― スポニチ Sponichi Annex 野球

げげげ。慢性的に肩に不安がある投手を中継ぎには回せない・・・。これが原因で、首脳陣は先発で行かせたのか。

現在も回復状況はわからないままで、開幕には間に合うかどうか大変微妙なところですが、カープから大竹がやってきたので取り敢えずチェンジで凌げるか。

澤村拓一投手の課題は、ここって時に変化球でストライクが取れないことなので、その精度が高まればもっと打者に対して上から目線で押さえ込めると思います。

来季は・・・まず肩の不安が癒えることを祈ります。