天王山のソフトバンク戦でも遺憾なく実力を発揮した西武の中継ぎ
ソフトバンクホークス対埼玉西武ライオンズの22回戦。3位のソフトバンクと4位の西武の差は、わずか1ゲームという、天王山の直接対決。
が・・・西武は3点リードの8回で外人セットアッパーコンビが俺達化してしまい、最後は総帥である大石が締めるという伝統芸を披露してしまいました。リードを消さねばならない使命感でもあるんですかねぇ・・・
見ての通り、先発の岡本洋介が試合を作り、もはやブルペンエースとなった涌井が7回を抑えた。普通なら盤石の展開なんだが、横浜と西武に限ってはセーフティーリードという概念は存在しないことをディープな野球ファンなら知っている。
毎年同じように中継ぎ陣を適宜組み替えるも、セットアッパーのエースがいないから形が出来ない。しかも、今年はサファテが7勝もしており、終盤のリードを守りきれずにズルズルといってしまってる弱点を非常に象徴している。楽天戦でのホームでの4連続サヨナラだって、サヨナラではなくリードを保って逃げきるのが正しい勝ち方であってさ・・・。
僕は、西武の最大の弱点は中継ぎ陣を引っ張る捕手にあるとずっと思ってる。高卒で入団してずっと西武を引っ張ってきた炭谷銀仁朗が、守備面でまだまだ物足りない。伝説の中日の交流戦で9回に6点取られた試合のマスクも、炭谷だった。
来年は西武ライオンズの試合を中心に、銀仁朗の配球を追っかけようと思う。西武の中継ぎを解明するために・・・!