【書評】本質眼ー楽天イーグルス、黒字化への軌跡
読み返すことはないなぁという本でした。
- 作者: 島田亨
- 出版社/メーカー: アメーバブックス
- 発売日: 2006/06/29
- メディア: 単行本
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イーグルス初年度黒字の理由
球場の使用権・営業権を可能な限り100%持ったから。また、スタジアムへの初期投資で60億かかってはいるが、営業利益の上前をはねられることもなく償却するだけなのが大きい。
2004年、アメリカのコロニー・キャピタルがダイエーホークスの興行権を150億で売却、30年間のヤフードームの使用契約を結んだ。1年間の球場使用料は48億とも言われている・・・。
スタジアムに莫大な投資が必要なため、ほとんどの球団はレンタルしている。そこには使用料が発生したり、条例で出来ない規制があったり、営業利益の何%かを支払う必要がある球団もあったりする。その辺をどうにかしてコントロールして、スタジアムを利用するビジネスの主導権を自分たちのものにするのかが大切だ、ということ。
プロ野球ビジネスの稼ぎ方
(1) 広告・スポンサー事業
(2) チケット事業
(3) 放映権事業
(4) スタジアム事業
(5) マーチャンダイジング事業(グッズ販売等)
(6) ファンクラブ事業
この定義が一番参考になった。強いて言えば、コスト構造も書いて欲しかった。