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死闘を制した横浜DeNAベイスターズが、初のCSファイナルステージへ進出

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全ての試合において拮抗した展開となり、最後は延長にもつれ込んで決着が付く。まさにがっぷり四つの死闘になりました。色々とエポックメイキングなシーンはありましたが、僕が一番感じたのは「巨人が圧倒的に強かった時代は終わった」です。

巨人の野球とは何か

巨人の野球はロースコアゲームです。打線は12球団でも一二を争う貧打線。阿部坂本長野の天才的な打撃センスを武器に勝負所では点を取りますが、基本的には取って3点打線。先発がしのいで1点差の範囲内で収めて終盤で1点をもぎ取って、マシソンや山口鉄也を駆使して1点差で逃げ切る。これが巨人の野球です。

しかし、いよいよそのやり方が通用しなくなってきました。盤石のリリーフ陣、特に山口鉄也投手が例年になく打ち込まれました。接戦で6,7回を安心して任せられる中継ぎもいませんでした。打線は坂本を1番に置くしか無い状態まで悪化しています。投の歯車が狂い始めて貧打ですから、逆転されるシーンや同点から突き放されて負けるシーンが目立つようになりました。来季はもっと苦労するでしょう。坂本選手もあれ以上の成績を残すのは難しく、阿部・村田両選手も来季はパフォーマンスが落ちますから。

頑張れ戸柱

横浜は若いチームであり、精神的支柱となる選手がいません。若い選手しかいないので崩れはじめるとなかなか軌道修正できなかった。この試合で最も成長したのは捕手の戸柱でしょう。短期決戦で1点を守り抜いて勝つことには大きな意味があります。しかも敵地で。捕手がどっしりと構えてショートに倉本が固定されたことで、やっとチームとしての形ができたのではないでしょうか。中畑清監督の蒔いた種が結実したシーズン。まだ五分咲きといったところでしょうけれども。

広島の壁は高い

今年のカープは全てにおいて隙がなく、特に打線が良い。横浜が広島に打ち勝つイメージはあんまり持てませんが、やってみないとわからないのが「筋書きのないドラマ」である野球の良いところ。好勝負を期待します。おめでとうございました!