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8回2死までノーヒッターの先発投手を下ろしたマーリンズ監督の重い決断

今日の試合、マイアミ・マーリンズの先発を務めたAdam Conely投手。左のスリークオーターから非常に角度のある真っ直ぐを投げ、スライダーやチェンジアップのキレも良い。ジャイアンツのマディソン・バムガーナーを髣髴とさせる期待の星です。

そのConelyが8回2死までノーヒッターの快投を演じていましたが、マーリンズの監督であるDon MattinglyはConelyを変えました。球数が116球となり、7回からじわじわとボールが散らばり始めていました。9回まで投げさせるとしたら140球近く行くことは明白で、ノーヒッターを達成しても次の登板に悪影響が出たら「何故変えなかったのだ」と叩かれるでしょう。

この決断に対しアメリカのスポーツメディアは「正しい判断だ」と大変好意的に受け止めており、Mattingly監督の決断をとても評価しています。僕も同意見です。Heyman氏の「Conelyのキャリアはノーヒッターより重要だ」という言葉に全てが詰まっております。

espn.go.com

御存知の通り中4日で先発を回すMLBスタイルでは、130球以上先発に投げさせることは暗黙のルールでご法度になっています。上記記事でもあるように、昨シーズンで130球以上投げた先発は2人しかおりません。どちらもノーヒッターがかかった試合で投げており、一人はあのクレイトン・カーショウです。先発でも最も重要視されるのはイニングを食ってくれることなので、無理に投げさせることはどの監督もしません。Conely投手はまだ2年目で、キャリアで最も多い球数は108球。

抑えが効かない若い投手だからこそ、監督がストップを出す。とても大切なことだと感じました。

全然関係ないけど、マイアミにはベアクローという優れたリリーバーがおり、何かの間違いでシアトルへ来ないものかと思っています。