カンザスシティ・ロイヤルズ、30年ぶりのワールドシリーズ制覇
WE’RE #CROWNED!!! Your Kansas City Royals are WORLD CHAMPIONS!!!! pic.twitter.com/Ic8oL4aWu5
— Royals (@Royals) 2015, 11月 2
昨年もワールドシリーズに進出し、ホームのカウフマン・スタジアムで、ジャイアンツの大正義投手であるバムガーナー投手を全く打ち崩せず苦汁を舐めた。
今年ばっかりが持ち上げられているけれども、ロイヤルズはポストシーズンに滅茶苦茶強い!昨年はアスレチックスとのワンデープレイオフから8連勝というMLB記録を樹立して、あっという間にワールドシリーズに進出を決めた。
ロイヤルズの野球を簡単に言えば「いかにヒット以外でランナーを進めるか」という足の野球と、鉄壁のリリーフ陣。ヘレーラ・デービス・ホランドのDHHトリオは今年も健在(ホランドは良くなかったけど)。足で有名なところだとシンシナティのハミルトンがいるけど、ロイヤルズは快速自慢が揃っている。その中でも、2,014年のワンデープレイオフで魅せてくれた Jarrod Dyson 選手の三盗は最高にしびれた。
9回裏で1点負けており、1死2塁の局面。1点ビハインドで得点圏にランナーがいる。普通は盗塁は考えられないでしょう・・・並々ならぬ勇気と確信がなければ走れない。ロイヤルズは「大事に行こう」という局面で切れ味抜群の盗塁を決めてくる。この盗塁のあと、当時ロイヤルズに在籍していた青木宣親の犠牲フライで同点においつき、サヨナラ勝ち。
今年の第5戦も1点ビハインドで盗塁からチャンスを作り、進塁打で三塁にランナーを進めて、ショートゴロでランナーが突っ込むという暴走気味の走りで相手のミスを誘発し、同点のホームを踏んでいる。で、12回に逆転してそのままワールドシリーズを制覇した。
「足」を武器にするということは「ヒット無しで得点をする」ということ。ランナーをセカンドに進めるバントはしないで、サードにランナーを進める打撃をする。このロイヤルズ・スタイルを真似てくる日本の球団が出てきてもいいと思います。