いつ野球見るの?今でしょ?!

主にセリーグを中心とした、プロ野球観戦日誌です。メジャーもあるよ。

広島・中崎翔太投手のさらなる飛躍の為に、カットボールが欲しい

ヒース投手がちょっと良くなくて、押し出されるようにクローザーに抜擢された中崎翔太投手。彼は今後、どういう使い方をされていくのだろう。70試合も登板してるんですよね、クローザーなのに。いかに広島が終盤に弱いゲームをやっていたかということ。

貧打にあえぐ広島打線のおかげで、1点もやれないという登板が非常に多かった。可哀想だった... 1点もやれない局面で投手を送り出す豆鉄砲打線に鍛えられたおかげで、サファテや今年レンジャーズで17勝を上げたルイスが活躍できた可能性が微レ存…?

不慣れなポジションから春先から交流戦までは苦労していたのですが、夏頃からピタッと安定した投球を披露するようになった。6月5日以降、46試合(48 1/3回)を6失点(自責5)、防御率0.93ですからね。2点あれば100%勝てる、1点でも同点まで。序盤さえなければ & 打てる打線だったら・・・言わないでおきましょう。

フォーシームとスライダーが中心のパワーピッチャー。時々フォークを投げる。身体的に恵まれているわけでもなく、落ちるボールを決め球にしていないのにクローザーになれるって、すごい。でも、よく考えたらマシソン投手に似てる。投球スタイルとしては。彼もストレートとスライダーだけで勝負している。時々スプリット。膝下に気持ちの良い真っ直ぐを投げ込む姿は、覚醒を裏付けるのに十分な活躍。

強いて言えば、欲しいのはカットボールです。スリークォーターで投げるためか、フォーシームがカット気味にくるらしいんですけど、もうちょい曲がっていい。左打者のインサイドをえぐるようなカットボールが欲しい。トニー・バーネットのようなカットボール。練習したら投げられそう。1イニングを抑えるのに充分な素質が揃い、昨年の経験を元にさらなる飛躍が期待できます。

何度も何度もマウンドに上がるセットアッパーは、「ウイニングショット」の有無が非常に大切になります。このボールがオレの代名詞だっていうボール。中崎翔太投手にはカットボールでバンバン左打者のバットを折りまくって頂きたい、そう思います。