いつ野球見るの?今でしょ?!

主にセリーグを中心とした、プロ野球観戦日誌です。メジャーもあるよ。

2015年GWを終えて、セ・リーグのペナントレースのラウンドアップ

ゴールデンウィークの9連戦を終え、セ・リーグラウンドアップをしておきたいと思います。

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打線が全く機能しなかったカープ

一時期はセ・リーグのすべての借金を背負っていました。開幕戦でサードコーチャーのミスで負け、翌日は奇跡の好投で勝って仕切り直し・・・からの7連敗。グスマン選手も戦線離脱し急遽獲得したシアーホルツ選手も打棒振るわず。エルドレッド選手の離脱から得点力を不安視されていましたが、その不安が現実のものに。代打要員かと思われていた新井貴浩選手が4番を張っています。

頼みのクローザー、ヒース投手も調子が上がらず二軍調整。ザガースキー投手もムラッ気が激しく勝ちパターンでは中々起用できず、一岡投手も負けが込んで勝ちパターンの継投が組めなくなりました。苦肉の策で中崎投手を持ってくる苦しい状況に変わりはありません。

苦しい状況が続くので勝ったり負けたりを繰り返し借金が減りませんでしたが、ついに巨人をスイープ。じわじわと投打が噛み合いつつあります。これから上がってくるのでしょうか。

GM砲と表ローテが不調な阪神

開幕カード3連勝で今年は行けるでモードから6連敗。浮き沈みの激しい戦いをしている阪神。昨年、開幕からバカスカ打ちまくったマートンが不振。クリーンアップの得点圏打率が鳥谷.211、マートン.225とまだまだ。そして、藤浪・メッセンジャー・ノウミサンの3枚が貯金が全く無い。これが借金を生み出している元凶。岩田・岩崎の左腕の奮起、オ・スンファンへつなぐスパイスの効いたゲームメイクに期待していきましょう。

魔境ナゴドで異様に強い中日

開幕カードで3連敗し下馬評通り沈んでしまうのか・・・と思いきや魔境ナゴドで巨人と広島をスイープし6連勝で息を吹き返し。森野選手が怪我で離脱してしまうものの彗星のごとく福田選手が出てきました。そして、ひっそりとエース吉見投手が復活。しかし、借金が先行してしまっています。吉見と大野の2枚は良いのですが、まだ勝ち星の付かないバルデス投手、黒田に投げ勝ったのが最後の輝き状態になってしまった八木投手、昨年最多勝の山井投手が負けが先行しているためです。

また、便利屋どころかなんでも屋状態の又吉選手を使いまくって借金2ですからね・・・エースの山井投手に一層の奮起を期待しましょう。

チーム防御率No.1のヤクルト

昨年投壊に苦しんだヤクルトがなんとなんとチーム防御率No.1(5/5時点)。なんだかんだで6年目のバーネットが防御率0.00の大活躍です。今年のバーネットはすごいボールを投げています。しかし、バレンティンを欠いてしまい雄平選手も調子が上がらないためか「セ界の火薬庫」が少々湿気ってしまっており、チーム防御率とは裏腹に貯金がある先発がライアンのみとなっています。昨年最も信頼のおけるセットアッパーであった秋吉投手が捕まってしまうシーンも目立ち始めました。歯車が狂いかけていますが、まだ5割。ここからどのように立て直してくるのか、ライアンに続く先発の星、由規とか由規とか村中とか館山とかが復活登板なるのでしょうか。個人的には飯原は要りません。トレードに出してもいいと思います。

やりくり上手、試合攻守の王者・巨人

亀井・内海・阿部・坂本がいないのになんで2位なんだろう・・・。僕は5位に沈む予想を出しているのに。

まぁなんといっても孝行息子、ルーキーの高木勇人投手が無傷の5連勝。これがなければとっくにBクラスには違いありません。それに大きな連敗を絶対にしないのが憎たらしい(笑) ここが大正義巨人軍の強さなんでしょう。

野投手もなんだかんだで試合を作ってくれます。この投手は2-1,3-1と言ったボール先行カウントからカウントを立て直し五分に持ってくるのが滅茶苦茶上手い。測ったことはないですけど、2-1から2-2になる確率と3-1から3-2になる確率、すごい高いイメージです。ハイレベルな投手には違いありません。小林捕手の評価が低すぎワロタ状態もシーズンずっと続くのでしょうか。残念な話です。

阿部・坂本・亀井が戻ってきてからチーム状態が上向いてくるのかどうかわかりませんが、不安は先発陣です。昨年のヤクルトを見れば、打線は先発炎上には勝てませんからね。ルーキーと外人が3枚ローテに入っている状態でどこまで安定した状態をキープできるのか。そこがポイントになるかと思います。フランシスコもっと出せ。

20勝1番乗り!絶好調!中畑DeNA

モスコーソの離脱が非常に痛いですが、先発陣で負け越している投手が1人もいない。梶谷→筒香→ロペスのクリーンアップも機能している。特にロペス。阿部がファーストに入るからでロペスをリリースし先発を2枚獲得した巨人のチーム構成が結果的に裏目に出て、その恩恵をDeNAが得ています。地味にキャップの打率が3割近いし、期待の関根くんも活躍しているし、打撃陣はやはり強い。

それに加えてルーキーの山崎投手をクローザーに抜擢したことが当たりました。三上投手が離脱した時は終わったかと思ったのですが、とんでもないですね。このルーキー、三振が取れる変化球がある上に真っ直ぐも伸びがあります。1イニングを抑えるにはうってつけの素材です。三上・山崎の2枚クローザー体制は、盛田・佐々木の98年体制を思い起こさせてくれるロマン溢れる若武者達ですね。セットアッパーの田中健二朗投手が今年は素晴らしい出来で、現在リーグトップの11ホールドを記録しています。まっすぐの精度がグンと上がったのがこの成績の要因でしょう。

単独首位に立ったあとに7連敗して、5連勝で貯金が6つ。ド派手な野球をやっていますね〜 現時点では投打がガッチリ噛み合っている(ホームのハマスタで7連勝ですって!)のですが、やはり心配なのは守り。打撃の桃源郷横浜スタジアムをホームにしていますからね... 一気に勢いを失うような負け方をしなければよいのですが。オリックスのように。

ラスのカープまでわずか5.5ゲーム差にひしめき合っている状態です。誰が上がり、誰が落ちるのか。交流戦明けにまたラウンドアップ記事を書きたいと思います。