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主にセリーグを中心とした、プロ野球観戦日誌です。メジャーもあるよ。

国吉佑樹投手が小さくまとまっているのがもどかしい件

横浜生え抜きの投手で完封経験者は、番長と国吉しかいないんです!

昨年からずっと2軍で調整を行い1軍登板のチャンスを掴みました。敢えてハマスタにぶつけている中畑清監督のアツい檄にどのような投球をするのか非常に楽しみにしておりました。

そしたら・・・投球内容がすごく小さくまとまっているんです・・・!

相手打者を牛耳るような真っ直ぐと、ブレーキの効いたキレのあるスライダーが鳴りを潜めてしまっている。国吉投手の立場に立ってみれば本人はもう後がないと思っていると考えていることでしょうから、大怪我をしないように、と。長打を打たれないように、と。変化球を低めに集めることをすごく心がけているように思います。

ただ、この投手は細かいコントロールはない投手で、キレキレの真っ直ぐで相手を牛耳ることが出来るのが長所だったのにその長所がどっかいっちゃった。今日のハマスタの登板でも勝負カウントでスライダースライダーフォークスライダーという投球ばっかりで、なんか違うな・・・って。中継ぎの頃はもう押すしかないから押せたという局面があるんでしょうけど、先発だと大胆に攻められないみたい。

細かいコントロールはないのに細かいコントロールで勝負しようとしているから、それがハマれば抑えるでしょうけど打たれ始めると止められなくなるので、先発投手として最もやってはいけない「突然乱れて1イニングで複数点取られて逆転される」シーンが増えると見ています。

今の国吉投手に必要なのは大胆な攻め。大胆って言うのはストレート勝負をガンガン決めるとか、インサイドに攻めるとかそういう投球の組み立ての中心となるものがハッキリと見えること。これがあるから抑えられる投手になるんだから。150kmの真っ直ぐ投げられるのに何やってんねん!!!

あと、減量に成功したのはいいけど生気が無い顔つきになってるのも気になる。そろそろ、ロールケーキ食わせてやってくれ。