2014年交流戦目前 東北楽天ゴールデンイーグルスレビュー
前回の覇者、楽天イーグルスのレビューです。
ネガティブ要素
- 先発ローテ崩壊
- ユーキリス帰国
- ファルケンボーグの不振
ポジティブ要素
- AJの復調
- サブちゃんこと福山投手が絶好調
- ボウカー獲得
ユーキリス選手はもう帰ってきそうに無いですね・・・。マギー選手のような活躍を期待するのは難しいようです。そうなると他に長打が期待できる打者がいないので、慌ててボウカー選手を獲得しました。昨年のロッテがブラゼルを獲得したのと同じ理屈です。AJにあたりが戻ってきたから良かったものの、一時期は西武ライオンズよりも打線が深刻化していました。マギー選手の抜けた穴は大きかった。
当然といえば当然なんですが、24個の貯金をもたらした絶対エース田中将大投手の離脱が滅茶苦茶痛い、と・・。ダルビッシュ有投手が抜けた翌年の日ハムは吉川光夫投手のブレイクで優勝しましたが、投手陣の成績を振り返るとダルで12個の貯金を作っただけで、他の投手で大きく貯金を得たわけではありませんでした。昨年優勝した楽天は則本昂大投手と田中将大投手で、30個以上の貯金がありました。ダルビッシュ有投手が抜けたのとはわけが違う・・・と。
星野監督も今年は五割程度で推移できればという気持ちだったとは思うのですが、期待の左腕2枚(森投手と松井裕樹投手)が四球が多く二軍調整の上、貯金のある先発が1人しかおらずその貯金も1つだけ。長年クローザーを務めたラズナー選手が故障で退団、実績のあるクローザーの青山投手も不振、ファルケンボーグはヤクルトで言うカーペンター状態。唯一の希望が福山投手。クローザーには向かないと思いますが、先発転向の可能性はあると思います。
言い方は非常に悪いですが、野村克也監督が育てた土壌で花を咲かせることの多かった星野監督。エースも中軸もいなくなった中で、どのような育成手腕を見せてくれるのかに期待しています。