いつ野球見るの?今でしょ?!

主にセリーグを中心とした、プロ野球観戦日誌です。メジャーもあるよ。

2014年交流戦目前 広島東洋カープレビュー

もうポジティブ要素しか無いといえる、広島東洋カープのレビューです。

ネガティブ要素

ポジティブ要素

誰が予想できますか・・・ 昨年まで外にスライダーさえ投げておけば打てず、打率も2割台前半だったエルドレッド選手が三冠王を伺う大躍進を遂げるなんて・・・! 確かに昨年9月には7本の本塁打を打ちCS進出に貢献しましたが、三振も相変わらず多かった。なので、今年も.250前後をさまよい本塁打も7本ぐらいかなっていう予想をしていました。

ま、エルドレッド選手の覚醒は名将・ケニー野村氏が放出せずにチームに残し育成した結果ということですね。最大の覚醒がメイショウノムケン改め名将ケニー野村氏だったとは夢にも思わなかったです。打者は突然覚醒することもあるということを、改めて勉強させて頂きました。

また、大竹寛選手の人的補償で獲得した一岡竜司選手が超・大当たりです。嫌な言い方ですけど、FAして巨人に移籍してくれてありがとう状態です。

オープン戦当初は真っ直ぐが命のパワーピッチャーかと思っていた所、なんとこっそりフォークボールを練習していたらしく、そのフォークがまたすばらしい。驚くべきは制球力で、外角低めへの制球力がとんでもなく高い。ストレートにキレがあるのに制球でも勝負できる。オリックスの平野投手のようなパフォーマンスを発揮しており、カープは10年間働けるブルペンエースを獲得したかもしれません。それぐらい凄い投球を見せています。

見逃せないのが菊池涼介丸佳浩両選手のチャンスメイク。特に丸佳浩選手が3割近い打率で、4割弱の出塁率です。彼がエルドレッド選手の前に出塁している事が多いから、チームに勢いが出ているという側面も見逃せません。菊池涼介選手は仮に打率が2割でもセカンド守ってくれれば何でもいいです。あなたがセカンドにいるだけで1点得してます。

田村恵スカウトが入魂で引き当てた大瀬良大地投手は高い投球技術と強いメンタルで勝ち頭となっており、もう何も恐れることはなく優勝に向かって驀進して頂ければ・・・!

今のところ投打がガッチリと噛み合っており恐ろしいぐらい死角の無いように見えるカープですが、不安要素はいくつかあります。投手陣では野村祐輔投手がシュートを覚えて逆に迷走してしまい二軍落ちしたこと、クローザーのミコライオ選手が奥様ご出産で帰国(昨年もそんなことなかったっけ)することなど。ミコライオの代わりなどいませんので、そこをどうやって穴埋めするのか。フィリップスに任せるのか、一岡竜司投手に任せるのか。その辺も悩ましい所です。

捕手も懸念点で昨年磯村捕手をドラフトで獲得したとはいえ、打てない白濱か打てる會澤、どっちも肩・キャッチング・配球共に微妙という状況です。首脳陣は白濱のほうが守りでは1歩先にいると見ているようですが、55点と45点ぐらいの微妙な違いです。なかなか正捕手の次が出てきていないのも気になっていますが、チームは貯金を貯めまくりなのでまぁそこまで・・・という所。

また、ノムケン就任後のカープはずっと三遊間が固定できていません。堂林・梵・田中・木村・小窪とどれもこれも一長一短です。長打があるけどポカの多い小窪と堂林、打棒は期待できないが守れる田中と木村、勝負強いけどダメな時はさっぱりダメで膝に爆弾のある梵。投げる先発の相性等で柔軟に組み替えることもあるでしょうが、個人的にはショートは最も守備が上手い選手を固定して貼り付けてもええんちゃうかと思います。サードは誰がやっても大差ないけど、ショートの守備がマズいのはゲームを壊す。守備職人として、三遊間を守れるベテランが1人欲しいね。石井琢朗コーチのように。天谷あたりとトレードしてもええんちゃいますかね。

セリーグではカープ推しなので、絶対優勝!!!広島東洋カープ!!!