いつ野球見るの?今でしょ?!

主にセリーグを中心とした、プロ野球観戦日誌です。メジャーもあるよ。

1点ビハインドの9回1死二・三塁でスクイズの意味がわからない

これは全く意味がわからなかった。

  • 9回裏1死二・三塁で差は1点
  • 打者は貧打で有名な炭谷銀仁朗
  • 2球目をスクイズ→本塁死→一塁もアウト→試合終了
  • ファーストへ走ってない銀仁朗もまずかったけど

いくら打者が貧打で鳴らした炭谷銀仁朗選手だからと言って、一打サヨナラの局面でまず同点に追い付きましょうという何の意味もない現状維持を選択するのは伊原監督だけじゃないんですかね・・・。これが黄金時代の野球なんですか??

麻雀で例えると、オーラスの親番でマンツモでトップ。ドラ2丁を抱えておりマンツモ条件は揃う。で、誰も仕掛けていない序盤から食いに走って5800をアガって仕切り直しをして差を縮めようみたいな話に聞こえる。バカのやることだ。

伊原監督が2004年に巨人に4タテ食らった理由がわかった気がする。この采配を本気で正しいと信じている、この局面で何度も同じようにスクイズを取るのであれば、短期決戦で勝てるわけがない。

短期決戦で一番重要なのは「薄い攻めをしない」こと。今日の結果が明日にも明後日にも響いてくる。その時間の密度を考えずに次は大丈夫だろみたいな薄い考えで要ると、本人にそんな気はなくとも結果的に機会を安く扱ってしまう。その機会がどうやって作られたのか、その機会をどのように活かせばゲームを支配できるのか。底の浅い計算でチームを動かしてしまう。

その点、渡辺久信監督の勝負勘は抜群に良かった。チームとしては不安要素があるなかで満足に補強も出来ず5年間優勝から遠ざかってしまったけれども、Aクラスを死守し続けたのは渡辺久信監督の采配がチームを活かしたからだと感じてならない。

もうやめてくださいね。7,8,9をゼロに抑えられる盤石なリリーバーがいるなら別ですが、とりあえず同点が許されるのは7回までですからね。