2014年度球春到来、気になる選手メモ -斎藤佑樹投手-
東京は豪雪がすごいですね・・・。天気ってのはよくわかりません。風邪を引かないように、皆様もお気をつけ下さいませ。
第2回目の気になる選手は・・・ハンカチ王子で名を馳せた斎藤佑樹投手です。
斎藤佑樹投手に非常によく似ている投手
- 高校時代に甲子園に出場し、爆発的な人気を得る
- 早熟で、学生時代がピークで完成された点
- ボール自体はたいしたことがないが、大舞台ではやたら強い
- 肩を故障してしまい、二桁勝利とは縁遠かった
ここまでは、なんといいますか全く瓜二つと言っていい歩みと言えます。
ちなみに、この荒木はドラフトで巨人やヤクルトと競合してヤクルトに入ったのですが、その荒木の外れ1位がすごい大物です。11試合連続完投勝利で日本を代表する大投手、斉藤雅樹投手です。
斎藤佑樹投手は軟投派
斎藤佑樹投手には代名詞となるボールがありません。投球術で交わしていく、うたせて取るような軟投派な投手です。低めに変化球を集めることでカウントを整え、ゴロアウトを増やしていく。ロールモデルとしては、広島の野村祐輔投手になるでしょう。彼はよほどのことがない限り、ゲームで大怪我しないタイプです。
軟投派は、ストライクゾーンを広く使えるような工夫が求められます。ストレートで空振りが取れない投手は、組み立てで交わすか、打たれてもゴロになるようなコースへの制球が求められる。緩急だけではなく、左右のボールの動き(左打者に食い込むカットボールか、右打者の胸元に食い込むシュート or ツーシーム系ボール)が欲しいです。これがあるから、野村克也監督の言う「原点」である外角低めへの配球が活かせます。
野村祐輔投手も斎藤佑樹投手も、二人とも課題が同じということでシュートボールの取得に挑むとのことです。
- 斎藤佑樹、涼しい顔の裏に変化が。新球シュートと真っ直ぐな“悔しさ”。(1/2) - Number Web : ナンバー
- 広島野村フォークよりシュートで幅広げる - プロ野球ニュース : nikkansports.com
斉藤投手は真っすぐで押していくスタイルは1秒でも早くあきらめて、球種の緩急か左右への広がりを増やしていくべきだと思います。同じ変化球でも球速や曲がりの大きさを変えていくことで、1つの球種に緩急を持たせることができます。NPBですと、前田健太投手がスライダーを複数操ることで有名です。
肩を故障する前に戻っても8勝が関の山だと正直思いますが、川崎憲次郎がシュートを覚えて沢村賞投手になったように、シュートが活かせるようになれば二桁もあると思います。復活を楽しみにしています!!