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WBC2013の英雄、井端弘和が事実上の戦力外通告

これはどう解釈すべきなのか・・・

中日は4日、井端弘和内野手(38)と来季の契約を結ばないと発表した。

 大幅減俸を提示されていた井端だが、これを了承しなかったものとみられ、中日は井端を自由契約選手とすることにした。

(中略)

 球団関係者によると、数日前に行われた下交渉で今季年俸1億9000万円から超大幅減となる3000万円前後の提示を受けたもよう。事実上の「戦力外」ともいえる評価に態度を硬化させたとみられ、それまでリハビリを行っていたナゴヤ球場にも3日連続で姿を見せていなかった。コーチの一人も「なぜ来ていないのか誰も聞いていない」と困惑した様子で話した。

中日 井端と来季契約せず WBCベストナインに事実上の「戦力外」 ― スポニチ Sponichi Annex 野球

落合中日の象徴的存在である、荒木と井端。井端選手は怪我もあり満身創痍の状態。年齢的な問題もありこれ以上のパフォーマンスを出すことは難しいにせよ、井端クラスの功労者に対する「別れ方」が下手だと言わざるを得ないのではないか。横浜一筋20年でやってきた石井琢朗に対する横浜フロントの戦力外通告と同じものを感じる。そうゆう別れ方をすると、チームへの愛着が薄れていくだけです。

原監督なんかはその辺が非常にうまく、下手に1軍で使わない。即2軍へ落とし、台頭してきた若い選手に2軍へ落ちた選手のポジションや役割を担わして、「も、ええやろ」みたいな空気を出して自由契約にする手法をよくとっている。ベテランを干すのが上手いのは褒め言葉かどうか悩ましいが、世代交代を図ってチームの強さを保つ・向上させるのが監督の仕事でもあるので、批判されるものではないと思っています。

なんかイヤなこと言うけど、これで「次は荒木」という雰囲気が出て来てしまった。荒木は怪我こそないけれど、今年で37歳。打撃も大不振で打率が.221で得点圏打率は2割を切った。引退した宮本慎也よりパフォーマンスが落ちており、来年260ぐらいまで盛り返すかと言われると疑問符がつく。

落合GMは現場の編成に全責任を負っており、「これぐらいの大鉈を振るわないとチームは変わらない」という強固な意思を感じる今回の大減俸通知だけれども・・・

ファンとしては後ろ髪を引かれるような寂しさを感じてしまう、今回の退団です。どこか拾ってくれる球団があれば自由契約にした意味もあるのですが。楽天にいる鉄平選手のように。

荒木選手の契約更改

荒木選手が契約更改されました。井端もこんな感じで契約更新して欲しかったというのは、甘いのでしょうか。

中日荒木雅博内野手(36)が5日、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、6800万円減の1億200万円でサインした。

 先に更改した小田幸平捕手(36)と同じく、減額制限(年俸1億円を超える選手は40%以下)いっぱいの下げ幅となった。今季は105試合に出場したが、故障や不調で01年以来、12年ぶりに規定打席に到達せず。

18年目で最大の40%ダウンに荒木は「チームの成績がBクラスで、自分の成績もこうなので納得して判を押しました」とコメントした。また、退団が決まった井端弘和内野手(38)については「アライバは井端さんが引っ張ってくれた。今は感謝の気持ちと寂しい気持ちでいっぱいです。まだ(直接)電話でも話はできていない。これからです」としんみりだった。(金額は推定)

【中日】荒木も厳しい6800万減 - プロ野球ニュース : nikkansports.com

落合GMの発言

中日の落合博満ゼネラルマネジャー(GM)は5日、契約交渉の不調で井端弘和内野手の退団が決まったことについて「それなりの評価はしている。故障がちでメスも入れたし、億以上を出して球団がリスクを背負えるか、という判断」と説明した。

 球団は井端に対し野球協約に定める年俸の減額制限を大幅に上回る条件を提示した。落合GMは「戦力外の選手には金額提示はしない」と、来季の構想外ではなかったことを強調した。

 球団はこの日から名古屋市内の事務所で来季の契約交渉を本格的に開始し、減俸の更改が相次いだ。交渉の席についた落合GMは「このチームは何位だったの。ルール通りにやっている。勝てば上がるだろうし」と語った。

落合GM 井端に言及「億以上を出してリスクを背負えるか」 ― スポニチ Sponichi Annex 野球

井端自身も億は難しいと考えていたかもしれませんし、それでも下げ幅が死刑宣告並なのは球団のリスクと言うか自分が編成責任を取らなあかんという強迫観念に近いものを感じます。