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野上亮磨投手、楽天優勝戦で華々しい西武の中継ぎデビューを飾る

先発でランナーを出してしまうとズルズルっといきやすい傾向が強く、先発でなかなか結果がついて来ない野上投手を中継ぎに転換し、この大事な局面で起用した勝負師・渡辺久信監督。

結果的にアンドリュー・ジョーンズに逆転3点タイムリーを打たれてしまったが、これは炭谷の極端なリードにも問題があるように感じた。リードもしくは同点の場面で登板すると逆転されてしまうことの多い西武の中継ぎの悪しき習慣を引き継いでしまった。この局面は3点リードしているのに、リードがすごく極端だった。

野上投手は広島の野村祐輔投手によく似ているタイプで、代名詞といえる勝負球はないけど、内外の出し入れやまっすぐとチェンジアップの緩急、ボールのキレなどで総合的に抑えるタイプです。代表的なのが、この聖澤への配球。

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3点リードの1死ランナー無しの状況で、なぜ真っ直ぐ一本槍で勝負しなければならないのだろう?聖澤が一発を打つ可能性は非常に低い上に、打たれても2点リードがあるのだから、インサイドのスライダーや外のチェンジアップなどを試験的に組み合わせて、野上投手の投球の幅を広げて「2アウト取ったぞ!」という落ち着きを与えるべきではなかったんだろうか? もしかしたら、野上が炭谷のサインに首を振っての真っ直ぐ勝負になったのかもしれないのだけれど・・。

野上の武器ってスライダーじゃなかったっけ・・・?

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これがAJに打たれた時の配球だけど、AJもエルドレッドと同じでインサイドの速いボールや外のスライダーに弱い。謎の真っ直ぐ一辺倒。確かに最後は真っ直ぐですよ。でも、真っ直ぐだけでは勝負できない投手に、真っ直ぐ一辺倒リードは有りえない。谷繁なら、銀次にヒット性の当たりを打たれたチェンジアップで勝負していたと思う。

西武の中継ぎ・・・って言われるけど、間接的な戦犯は捕手である炭谷の鈍感さにもあると思いました。

ただ、後をうけた涌井。真っ直ぐが低めにビシっと決まっていて、久々に見ていて安心できる投球だった。横浜・涌井爆誕も見たいけど、やっぱり西武以外のユニフォーム来てる涌井は想像できないかな〜。