いつ野球見るの?今でしょ?!

主にセリーグを中心とした、プロ野球観戦日誌です。メジャーもあるよ。

横浜の完封経験投手の国吉佑樹、6回11失点の大炎上・・・

なんてことだ・・・なんてことだ・・・

6回を投げて115球、四死球6つに被安打15。自責が11点。とんでもない結果を出してしまいました。

元々横浜ベイスターズは投手の育成が出来ないことに定評のある球団で、現役で完封したことのある横浜生え抜きの投手は三浦大輔とこの国吉しかいない。国吉を見た時はばんてふにいい意味で引導を渡す選手が遂に出てきたのかと思ったんだが・・・。育成出身なんだよね、彼。

昨年は巨人戦に鬼のように当てられてて四死球からリズムを崩し甘くなって打たれることを繰り返していたのですが、ボールには力があったので期待していた。

今年は壇蜜始球式の秋田でのヤクルトでのカードでロングリリーフしていたんですが、その時から全体的に球威が落ちており微妙な内外のボールの出し入れでなんとなく打ち取っていた感があった。1週間前にカープ戦で先発し、2失点と試合を作ったけれどもかなり打ち損じてくれて助かっていた。そのツケがこの巨人戦で一気に出てしまったな・・・。

投球フォームだけで見ると、すごくパワーロスしている感がある。上体を残しながら下半身だけ前にいく感覚がないですし、上半身で腕を引いてからそのままボールを投げて軸足はつっかえ棒程度にしか見えない。どんなに上半身を回しても物理的な運動エネルギーとして、下半身から上半身にエネルギーを伝搬しないと肩と肘ばっかりに負担がかかる。左足が着地する前に腰、肩、腕が同時に回転しては絶対にあかん。どっかに無理が出ている。

なんていうんだろう、自分の体の動き方っていうのを言葉で説明するのはほんとうに難しい。でも、理論がないとムラがどうしても出てしまい、正解を再生産することが出来ず結局打たれていく。野球は技術のスポーツです。技術のほとんどは論理で説明可能です。プログラミングと一緒だもん。

というわけで・・・

ピッチングメカニズムブック 理論編―ピッチングの仕組み

ピッチングメカニズムブック 理論編―ピッチングの仕組み

国吉くん!育成出身投手が違反球とは言え完封できるそのポテンシャルはズバ抜けている!頑張って!!マジで!!!