吉川光夫投手が8月半ばで昨年(2012)の被安打数を上回った件
昨年ダルビッシュが抜けた穴を見事に埋めた、和製ジョン・レスターともてはやされた吉川投手。今年は非常に厳しいシーズンを送っています。
特に気になるのが、今季は昨年の65%の投球回数で被安打数が昨シーズンよりも多いことですね。日本シリーズを無理して投げて左肘を痛めてしまったんですが、その影響がフォームに残っているんでしょうか。コーチが変わるとここまで変わってしまうんでしょうか。
1年間ローテーションを守り抜いてダルビッシュ(レンジャーズ)が抜けた穴を埋め、本格派左腕として独り立ちした。だが素直に喜べないのは、9日に左肘内側側副靱帯(じんたい)の炎症と診断されたためだ。
日本ハム・吉川、左ひじ炎症で快挙も笑顔なし - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)
昔ですね、ヤクルトに山部太という投手がいましてね。1995年に16勝したんですね。非常に昨年の吉川によく似た投手で、細かいコントロールはないけれど真っ直ぐのキレが凄まじく、同じ腕のふりから繰り出されるスライダーとのコンビネーションで打者を翻弄していました。肩の怪我で思うように投げられなかったんですが、いい投手でした。
動画を見てもわかるように、古田が執拗に右打者のインコースを要求しているのがわかります。こーゆー投球を吉川も昨年はしていたんじゃないかな、と。
一番の問題は、昨年に比べて球威が無いんだと思います。球威がないからまっすぐでズドンと勝負できずコースをつこうとして自分の首を絞めてしまい、結果的に甘くなってやられるっていう・・・。
というわけで、原点の真っ直ぐの出し入れを確実にして頂きたく思うわけでございます。内海のような左腕はあんまり好きじゃないねん、僕。