【書評】中日ドラゴンズ論
色々面白かった。以下、読後メモ。
- 作者: 今中慎二
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2010/10/26
- メディア: 新書
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- ドラゴンズは夏場以降にコンディションのピークを持ってくる。開幕はあくまで1/144。開幕にピークを持ってくると夏場に失速してしまう。
- 3位を目指しているチームと優勝を目指しているチームは、雰囲気からして全く違う。おいカープ聞いてるか。
- 中継ぎから抑えに転校した岩瀬、藤川を見ると中継ぎ経験の有無は抑えにも活きてくる。
- 先発ローテは固定しようとするとコンディションの良し悪しが別れて逆に難しい。軸となる投手以外はやりくりしながら5勝投手を何人も出す回し方がドラゴンズ。
- ドラゴンズの文化は明治イズムにある。星野仙一が監督時代に明治出身内閣で築き上げた。
- 肩は消耗品であることは間違いないが、車のエンジンと同じである程度定期的に動かさないと衰える。
- 投手陣では岩瀬、守備陣ではアライバこそドラゴンズの象徴。アライバは守備で客を呼べる選手。井端はポジションニングの巧みさ、荒木は身体能力の高さで鉄壁の二遊間を築き上げた。
- 今中自体の故障は投げ過ぎにあったのではないと主張。また、先発はあまりに投げなさ過ぎではないかと主張している。