球史に残る、7点ビハインドから奇跡の横浜ベイスターズの大逆転劇
もうこれは既に2013年のベストゲーム入りは間違いないでしょう! まだ興奮してます!!
私、本日は横浜でお取引先と打ち合わせがあり、そのまま横浜スタジアムに行くには中途半端な時間だったもので泣く泣く帰社したのですが、今日の試合内容を見て猛烈に後悔しました。
野球のゲームに同じ試合は、ただ1つもない。
改めて大事なことを教わった歴史的なゲームを振り返りましょう。ほぼ一部始終をニコ生で見てた。
初回に高崎が炎上して満塁から走者一掃→そして村田の一発で5点。既にこの時点でそっ閉じレベルではありましたが、初回からライトスタンドが「讀賣倒せ!絶対勝つぞベイスターズ!」と割れんばかりの声援が上がった。確かに!初回から諦めるなんてありえんな!!
そしたらホールトンが2アウトからいきなり打たれ出して、ブランコとノリさんのアベックホームラン。打ったのは、ふたりともインコースよりの低めの真っ直ぐでした。特にノリさんの一発は、0-2からでなんで真っ直ぐを投げたのか、わからない。
その後、荒波がモーガンと内村の連打でチャンスを迎えたところに、2-0からボール球のインスラを無理矢理振ってしまい、ブランコも外の低めの球をおもいっきり引っ張ってしまった・・・
こういう時って大抵その後点を取られてしまうもので、5回表に3点追加され、6回表も2点追加され、なんと7点差になった。この時はもう終わったと思いましたよね。まさかこの7点差が98年日本一の代名詞、マシンガン打線が復活の狼煙だったとは野球の女神もすごいシナリオを用意するもんだ。
白崎:センター前ヒット
多村:2ラン
モーガン:ソロホームラン
内村:センター前ヒット
荒波:ライト前ヒット
ブランコ:ショート強襲内野安打
中村紀洋:レフトオーバーの2点タイムリー
脅威の7連打が7回の裏に炸裂し、ビックイニング。ハマのマシンガン打線の象徴はブランコですね。ブランコまで回せば何かがあるだろう・・・という信頼感。一人ひとりがその意識があるのかもしれない。ロバート・ローズもすごい併殺が多かったけど、チャンスでの勝負強さは比類なきものがあった。
これで1点差になったこと、横浜の流れを断ち切る追加点が取れなかったこと。それらの理由で、完全に横浜の流れになり巨人は逃げ切る以外の選択肢がなくなった。9回で終わらせないと勝てない。同点ならほぼ負けになる流れ。
こうなると、セットアッパーに掛かるプレッシャーは半端ではないが、その中で抑えきった巨人の山口鉄也はすごいとしか言えない。自らのエラーも絡んで招いた絶体絶命のピンチをちゃんと抑えた。山口の凄さは枚挙にいとまがないが、特に高めにボールが抜けないのと、ファーストストライクが必ずと言っていいほど取れる所がすごい。現役のセットアッパーでは最高でしょう。メジャーでも十分通用するピッチャーだと思う。
で、今年の西村は代名詞だったカミソリシュートが鳴りを潜めていることが多く、右打者によく打たれている。右打者のインコースを効果的に付けないので、アウトコースの真っ直ぐを組み立ての中心に使うけれども真ん中付近にボールが集まって、多村のサヨナラホームランを誘発してしまった。打った多村も見事としか言いようが無い、完璧な一発でした!!!!!
野球の華であるホームランと、野球の醍醐味であり最大の魅力である逆転。実に「野球らしい」最高のゲームを、ありがとうございましたーーーー!
こんなゲームを魅せられたらヤクルトのファンやめてベイスターズファンに切り替えようかな・・・って思っちゃうね (笑)